■ ここに書いてあることは間違いも多数含まれているようです。m(__)m
■ 第一水準
比較的よく使われる漢字は第一水準と呼ばれ 2120 から 4F53 までに記号・英数字・ひらがな・カタカナ・ギリシャ文字・ロシア文字・あ〜わまでのように種類と読みによって並べてあります。
■ 第二水準
少し難しい漢字は第二水準と呼ばれ 5021 から 737E までにおさめてあります。この漢字読みが難しく一般的には読むのが困難なことから?偏(へん)や旁(つくり)の順におさめてあります。ATOK で「にんべん」と打って[GRPH]+[スペース]で変換すると「にんべんの第二水準の漢字」のところまで飛んでいってくれるわけです。ですから,もしあなたがにんべんの難しそうな漢字を画面に出そうとしても ATOK は「にんべんの第二水準の漢字」を表示するだけであって「にんべんの漢字」を表示しているわけではないので, 探している漢字が第一水準であれば見つけることに失敗するわけです。
■ PC-98シリーズ拡張漢字ROM(第三水準?)
PC-98シリーズではJISコードの空き領域を使った388文字の拡張漢字ROM(PC-9801-18,のちに標準装備となっているので最近の PC98 ならば表示可能)がありますが,MS-DOSのレベルでは他社のパソコンとの互換性で問題が出ます。
しかし,これらの文字は Windows であればメーカーに関係なく出力出来るようです。実際 Windows 3.1 であれば標準のワープロであるライト,Windows 95 であればワードパッドをつかえば富士通であろうと NEC であろうと IBM であろうと第三水準は印刷出来ます。しかし,OASYS/Win や メモ帳では画面に表示されなかったり,画面では表示できても印刷出来なかったりしました。最初に実装したのは NEC だったようですが,Windows を発売するときに Microsoft やその他のメーカーが右にならえをしたようです。ここに登録されている漢字は次のようなものです。
■ 第三水準
@ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ[\]^_`abcdefghijklmnopqrstuvwxyz{|}~わ逸駕器駈醐削種常戦啄弟楠被倣弥麗倆呰夬幔懦晨橲溏。「」、・ヲァィゥェォャュョッーアイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワン゙゚瑙硼粹肬蓖褊跫鈿竟鳫@ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ[\]^_`abcdefghijklmnopqrstuvwxyz{|}~ゐ稲介基駒乞咋腫情扇宅悌軟誹俸矢齢偃咒夭幟懣晟樶溥。「」、・ヲァィゥェォャュョッーアイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワン゙゚瑁碚粽胛蒡褓跟鉋韶鴃
■ 第二水準+α,第四水準?
さらに調べた結果意外なことまで分かりました。98の最新機種であるPC-9821Cu10 を調べたところ第二水準のあとに作家の高千穂はるかさんの「はるか」の文字など4文字が追加されています。(第二水準+αとしましょう。堯槇遙瑤の四文字ですがこの四文字は機種によっては見えないでしょう。Windows 3.1 以上ならば見えると思います。)
さらに,PC-9821Cu10 では 9321 から 972C の範囲に妙な文字が登録されています(第四水準?)。しかもこの範囲は 9321 から 947E まで(\]^など)と 9521 から 972C まで(@ABなど)の二つに分けられて前半と後半はドット数が違っています。後半は第三水準?と重複する部分も多いようです。
(注) その後調べたところによると,このあたりの JIS 漢字コードは定義されていないので,たまたま PC-9821Cu10 にプレインストールされていた辞書ソフトなどが独自の外字を登録することに使っていたため,9321 から 972C の間の漢字が見えたようです。ですから厳密には第四水準というものは存在しません。
整理すると 機種 第一水準 第二 第三 第二+α 第四 PC-9801F ○ × × × × PC-9821As ○ ○ ○ × × PC-9821Cu10 ○ ○ ○ ○ ○このように我々の知らないところで搭載される漢字の量は確実に増えていたようです。
■ さて印刷は?
私の手元にあるプリンタでは Canon BJ-220JC2 バブルジェットプリンタ, NEC PC-PR2000/4R レーザープリンタなどでは第一・第二水準までしか実装されていません。(BJ-220JC2 では第二水準+αも搭載されていました。PC-PR2000/4R では第一・第二水準まで。)ですから第三水準の「倣橲ノ」といった漢字をMS-DOS上から印刷するのは無理です。
MS-DOS上ではプリンタに「3021」って文字(亜の JIS コード)を印刷してくれと頼むわけです。するとプリンタは「わっかりました。親方!」という具合にして「亜」を印刷をします。ですからプリンタ側が理解できる範囲のコードでなければ印刷出来ません。
ところが Windows になってからは文字はすべて絵と同列に扱われ,全ての文字はドットに分けて分解されてプリンタに送られます。ですから,プリンタは漢字コードを知っていなくてもパソコンから送られてきたデータを再現するだけで文字が書けるわけです。これが Windows 上からの印刷が遅い理由です。
(最近は CPU が高速になったのでそうでもないか。しかし,同じパソコンとプリンタで実験すれば必ず MS-DOS からの印刷は Windows からの印刷より早いはず。だって「3021」ってコードを送るのとドットごとに分けて全てのコードを送るのとでは後者の方がデータが多くなってしまいますから)ですからプリンタ側に7921から7C7Eの第三水準?が実装されていていればMS-DOS上からの「倣橲ノ」の印刷は出来ないことはないわけです。でもおそらく第三水準を実装したプリンタは今のところ存在しないでしょう。プリンタのマニュアルを見てみれば必ず漢字コード表がついているはずですので確認してみて下さい。(ちなみに BJC-210J などのようにWindows専用となっているプリンタでは漢字コード表はついていません。Windows専用ならば上記の理由からプリンタ側で漢字を用意しておく必要はないからです。)
また,今のようにWindowsが普及してしまえばプリンタ会社にとっても第三水準をプリンタに搭載するメリットはないでしょう。
ですから
『倣橲ノ』を画面上で見るには
こういった第三水準や第二水準+α,第四水準の文字は機種依存になるので使う際には注意が必要です。
シンナーに気を付けて壁塗んな〜。